倉庫全景

弊社は、2002年6月26日に五洋海運（タイランド）（株）として開業してから四年半が経ち、今回の倉庫開業は、新しい展開へと発展して行く第一歩となりました。これまでは、通関・輸出入貨物運送・設備据付け・陸路配送等を主に行っておりましたが、今後は一般貨物の保管等の倉庫業務を新たに行うことができるようになり、お客様のあらゆるニーズにも対応できる良質の物流サービスを提供することが可能になりました。

竣工式の様子

竣工式は午前8時30分より弊社ラムチャバン倉庫にて得意先や同業者をお招きし、九名の僧侶による安全祈願の儀式をもって開始されました。タイ国前外務大臣Dr.Krasae氏の祝辞を頂き、続いて関係者によるテープカットが行われました。その後、ご出席の皆様方にはタイ料理を楽しんでもらい、最後に倉庫内を見学していただき、午後1時に竣工式は滞りなく終了しました。

午後7時よりバンコク市内のHOTEL「エビナハウス」に場所を移し、政府高官、税関長、最高裁長官をお招きし、竣工披露パーティーが行われました。伊藤社長はじめグループ役員全員の紹介に始まり、五洋海運（タイランド）（株）の角道社長より挨拶・倉庫の説明等がありました。その後、プールサイドでのショウやシンクロナイズドスイミング等が華やかに披露され、又、多くの方々に出席頂いたことで、とても盛大で華やいだパーティーを催すことができました。

パーティー会場にて

さて、当倉庫の場所はピントン工業団地内にあり、皆様が良くご存知のラムチャバン港からわずか数キロの場所に建設されております。現在、ラムチャバン港は東京港を抜くほどの規模と作業量がありますが、さらに拡張工事が進められており、新たに六つの埠頭、その後も二つの埠頭が増設される予定です。現在は埠頭が十ヶ所ありますが、拡張工事が完了し、2012年に十八ヶ所のコンテナバースがフル稼働した場合、貨物取扱能力は現在より70％アップすることになっており、今後の期待が世界中から集まっております。

そのような恵まれた場所に、敷地面積18,400m²、建物延床面積5,240m²、倉庫部分床面積4,350m²、床加重3.0t/m²の倉庫を建設し、特徴としましては、エプロン幅、ひさし部分の拡張、悪天候時の荷捌きと倉庫側面からの貨物の搬入搬出が可能な天井付の専用スペース、危険物取扱倉庫、梱包作業所、そして作業の安全性及びセキュリティーの面にも重点をおいたハイグレートな倉庫となっております。さらに同面積の用地をすぐ隣に購入してありますので、今後あらゆる需要増にも対応できるよう準備済みです。

最後に、五洋海運（タイランド）（株）の倉庫について皆様にご理解と更なるご支援を賜りますようこの場を借りてお願い申し上げます。又、ご質問等があれば何なりとお問い合わせ下さい。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。