伊勢湾海運株式会社

IR情報

株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 髙見 昌伸

株主の皆様には、平素は格別のご支援、ご高配を賜り厚くお礼申しあげます。当社グループの第98期(2020年4月1日から2021年3月31日まで)事業概況のご報告にあたり、ご挨拶申しあげます。

当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、企業の生産及び設備投資の減少やインバウンド需要の激減を受け、経済活動の大幅な停滞や個人消費の低迷が続くなど、景気は厳しい状況で推移しました。
感染拡大防止策を講じつつ、各種政策による段階的な経済活動の再開により一部に持ち直しの動きが見られたものの、2021年1月には2度目の緊急事態宣言が発令されるなど、同感染症再拡大の兆候により経済活動の回復に向けた動きは鈍く、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
名古屋港における物流業界の輸出入貨物につきましても、内外需減退により落ち込んだ荷動きの回復に向けた動きは鈍く、入港船舶隻数及び総取扱貨物量はそれぞれ前年を下回るなど、低調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループにおきましてはコスト管理の徹底と業務の効率化を一層推し進め、企業体質の強化を図ってまいりました。また、企業として持続的な成長を成し遂げるべく、常にアンテナを高く掲げ情報収集や物流の効率化を行い、時代の変化とともに多様化する顧客ニーズに応えた物流サービスを提供できるよう営業活動を推進してまいりました。
こうした取り組みを進めてまいりましたが、当社グループにおきましては、鉄鋼、金属加工機並びに海外子会社をはじめとした取扱貨物量全般が伸び悩んだことにより、当連結会計年度の売上高は417億5千9百万円となり、前連結会計年度に比して12.1%減となりました。作業種別の内訳は次のとおりであります。
船内荷役料76億7千5百万円(前連結会計年度比5.0%増)、はしけ運送料1億2千5百万円(同9.0%増)、沿岸荷役料64億4千4百万円(同9.8%減)、倉庫料26億1千3百万円(同5.6%減)、海上運送料69億9千3百万円(同17.9%減)、陸上運送料56億2百万円(同10.5%減)、附帯作業料122億1千4百万円(同20.2%減)、手数料9千万円(同0.5%増)であります。
利益面におきましては、減収による影響により、営業利益は9億5千4百万円(前連結会計年度比57.7%減)、経常利益は13億1百万円(同53.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億2千6百万円(同48.8%減)となりました。
今後のわが国の経済は、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済活動を段階的に引き上げていくなかで、同感染症の終息時期が未だ不透明であることから、感染拡大の防止と経済活動の再開という両輪のバランスを取りながら「ウィズコロナ」を前提とした活動様式が継続することが予想されます。
当社グループを取り巻く物流業界におきましても、同感染症の影響に伴う巣籠り需要を背景とした物流の増加や自動車関連部品の生産回復等、一部では持ち直しの動きが見られるものの、減少した輸送量を打ち返すまでには至らず、引き続き厳しい状況下にあります。
このような難しい社会情勢ではありますが、当社は経営理念である世界をトータルサービスで結ぶ国際物流業者を目指し、これまで培ってきた国内外のネットワークを最大限活用した営業活動をより一層強化してまいります。
また、社会や株主の皆様から求められる企業であり続けるために、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による業務の効率化や組織、業務運営の改善等、時代の流れに即した持続的な成長を成し遂げるべく、全社員の力を一致団結し社業発展に邁進していく所存でございます。
株主各位におかれましては、従来に増してご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2021年6月
代表取締役社長 髙見 昌伸

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