失敗を糧に努力を
惜しまないことが大切。
「海を渡る大きなコンテナ船、その中身にはどんな物が入っているか想像できますか?」
私は現在、国内から運ばれてくる自分より大きな機械・手で運べる程の小さな貨物をそのコンテナに積み、国外へ届ける為の作業手配を行っています。作業を通じて日々世界との繋がりを感じる日々。繊細な仕事ではありますが、自分の指示で貨物を動かすことに誇りを持っています。
忘れられないエピソードとしては、一般職として営業部門に配属されていた頃、貿易が初めてというお客様を任せてもらえることに。当時の私も初心者同様、分からないことが嫌で必死に勉強し、分かってもらえるまで説明を繰り返しながら二人三脚でスタートした仕事。総合職転換を機に担当を外れる際「何もわからない状態から、ここまで来られたのはあなたのおかげです」と温かい言葉をかけてもらえて、非常に嬉しかったです。
お客様・上司・同僚・後輩から「信頼」を得ることです。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、お客様から「ありがとう」の一言を頂く為に、業務をミスなく熟すことはもちろん重要ですが、それだけでは信頼関係を築くことはできません。一人の頑張りでは信頼を得ることはできないので、業務に関わる全ての人との関係を大切にしながら、失敗を糧に努力を惜しまないことが大切だと考えています。
「世界とつながる仕事ができる」このキーワードで初めて伊勢湾海運を知りました。どんな仕事ができるか分からないまま、名古屋の物流業界では知名度があるから、という軽い気持ちで就職試験に臨みました。その説明会で自分の仕事を凛々しく、尚且つ楽しそうに話す女性社員の方が非常に印象的で、私も自分の仕事に誇りを持ち働きたいな、と思ったのがきっかけです。
一言で表せば「喜怒哀楽」部署によって様々だと思いますが、(喜)成功した時は自信がつけられ、(怒)間違えた時は厳しく指導がある。(哀)失敗した時は共に反省し、(楽)楽しむ時は思いっきり楽しむことができる。そんな雰囲気があります。自分にない特技や知識を持ち、自分の時間を惜しまず仕事を教えてくれる、優しいけれど時に厳しい人が多いです。
入社前は働くことが嫌で、残業がなく定時で帰れて安定している仕事がしたいと思っていました。今は自分の仕事に責任を持ち、与えられた業務だけではなく、自ら学ぶ姿勢で業務を熟す努力ができるようになりました。特別大きな変化はありません。「働く」ことを辛い・嫌だというマイナス方向からではなく、「働く」ことで何を得られ、どう成長できるかといったプラス方向から考えられるようになったことは変化の一部です。
子供の頃の夢は何でしたか?今でもその夢に向かって就職先を探し、頑張っている人も多いはず。きっと夢を諦める選択をした人もいるでしょう。仕事は今後の人生の大部分を占める大きなものです。学生時代の経験を基に、将来なりたい姿を想像、それに近づく為の会社選びが大切です。初めはとても嫌だと感じても、きっと自分の長所を活かせる仕事があるはずです。私自身、伊勢湾海運へ入社したことが本当に良い決断だったか、迷った時が何度もありました。それでも働くからには一生懸命取り組み、挑戦し続けた結果、会社での目標を立てることができ、それに向かい努力をし続けることができています。何の為に働き、何をしたいか。そこを明確に就職活動頑張って下さい。