伊勢湾海運株式会社

ISEWAN PLAZAいせわん・ぷらざ
VOL.082003/01/07

韓国研修旅行

韓国研修旅行を終えて

大阪支店

韓国旅行には大阪から3班で参加させてもらいました。
四月に入社してから、大阪支店でいろいろな先輩方に囲まれ、お世話になりながら働いています。そして半年のうちにこんどは韓国旅行を通して、さらに多くの伊勢湾グループの方々にお会いする機会があり、参加させてもらってよかったと思っています。

旅行中は冗談を言って笑ったり、たくさん写真を撮ったりと終始和やかな雰囲気でした。それでも普段はどれだけ真剣な眼差しで働いていらっしゃるのだろう、と想像が膨らみました。
また久々に会った同期の人たちは、その顔にも口調にも半年前とはまた違った頼もしさがプラスされていて、頑張っているのだなということが伝わってきました。

自由行動では例にもれず、エステにショッピングにと寝る間を惜しんで出かけました。
四年ほど前に韓国を訪れた時の印象と比べると、日韓の若い人たちのファッションが似てきたのではないかと感じました。そのせいか、ハングル文字でいっぱいの町並みにもかかわらず、あまりほかの国にいるような気がせずリラックスして歩き回ることができました。

印象に残ったもののひとつに、釜山での港湾施設見学があります。
初めは船の上で、はしゃいで写真を撮ったりしながらよい気分で揺られていました。
しばらくしてふと遠く停泊している大きな船をよく見ると、輸出の際にB/L などの書類上でたまに目にする名前の船であることを発見しました。

業務で毎日そのように船を目の当たりにされている方には笑われてしまいますが、私にとっては普段は見られないものだったので、その瞬間、「わっ、本当にいた」と単純にも深く感動してしまいました。
それは、人の手を伝って釜山まで実際に到着するんだなということを改めて感じたからではありますが、それと同時に日々の業務や輸出入の流れに、まだどきまぎしている自分と比べて、この海を渡ってきた荷物たちのほうが、たくさんの働く人々や風景を見てきて、ずっと物知りなんだろうな、などとちょっぴりしんみりしたりもしました。

今回の旅行も、またいつものように大きな荷物を抱えてよたよたと出かけました。旅行中に便利なサービスを利用して身軽に旅する方法を教えてくれる方もいらっしゃいました。
次の旅行へ参加させていただくまでに身軽な旅行スタイルを身につけ、そして自分自身も、業務においてスマートにこなせる私の先輩方のようになれるよう頑張っていこうと思います。


僕の感じたこと

現業管理部 労務課

自分自身、旅行が趣味と言うのもありまして、この伊勢湾グループの社内研修旅行は毎回楽しみにしております。
今回の行き先は、日本から一番近い外国の「韓国」でした。
飛行機でソウルまで約一時間三十分、時差がないので外国に来た気がしませんでしたが、人々の会話や看板を見ていたり、キムチ、石焼きビビンバ、焼肉などを食べていくと、だんだん韓国を感じてきます。

今回の旅行の中で、僕が一番韓国だなーって感じたのは、韓国と北朝鮮との国境にある統一展望台に行くオプショナルツアーに参加し、展望台から川向こうの北朝鮮を見た時でした。この間に橋一本でもできたら、どれだけの人々が肉親や友人知人と会い、喜ぶんだろう。戦争によって引き裂かれた結果が、ここの目の前にあるんだと思うと何か感慨深くなってしまいました。

話は変わりますが、以前夏期休暇を利用させて頂いて日本の山口、広島、愛媛県を旅行した時、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ西瀬戸自動車道(通称しまなみ海道)を通って松山市に泊まり、夜、居酒屋風のお店で食事をしていた時のことですが、そこに一冊のノートがありました。

そのノートには、いろいろな落書きが書いてありましたが、その中で印象的な文章があり、それは「しまなみ海道ありがとう。大好きな彼氏とすぐに会えるようになりました。」という文章でした。
いままで遠回りして大変だったのが、橋一本通ることによって時間、距離が約半分で大好きな人に会える訳ですからこれは彼女の本音なんだなーって思いました。この時の文書をふと、この国境を見た時に思い出しました。
この様な愛の掛け橋が早く朝鮮半島の北と南にもできることを祈って統一展望台を後にして来ました。

最近新聞を見ると一歩間違えば戦争問題にまで発展しそうなことばかりが載っていますが、こういった争いの中からは何も生まれないと誰もが思うでしょう。もう少しお互いが歩みより仲良くする方法を考え、お互いが行き来できるような「掛け橋」をたくさん作れば世の中の人々が平和になるのになーって最近改めて思いました。

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