伊勢湾海運株式会社

ISEWAN PLAZAいせわん・ぷらざ
VOL.872018/06/01

平成30年度 伊勢湾海運グループ 新入社員研修

展望台にて記念撮影
展望台にて記念撮影

第96期始業式・永年勤続表彰に引き続き、新入社員紹介が行われました。
今年度の新入社員は伊勢湾海運グループ全体で13名。名前が読み上げられる毎に緊張の面持ちも伺えましたが、これまでの学生生活に終止符を打つかのように元気よく挨拶しました。

今後の社会人生活に希望と多少の不安も抱えながら、新入社員は本社2階のアミティホールにて、4月17日までの約2週間の社内研修に入りました。まず、伊藤会長・後藤社長より歓迎の挨拶があり、社会人としての心構えや海外での経験談、更にこれから仕事をしていく際の心構えなど興味深いお話を頂きました。このような貴重な機会を逃さぬよう、新入社員からは多くの質問が出ました。午後からは、グループ各社に分かれて社内規程や各種申請書の記入の仕方等を研修しました。その後、海外拠点講演会として欧州ブロック・台湾・中国ブロック・アメリカ・メキシコ・タイ・インドネシアの各幹部による講話があり、研修初日は終了しました。翌日から本格的に始まる研修に不安を感じつつも、緊張の初日を終えて少しほっとしているようでした。

マナー講座
マナー講座

研修2日目と3日目は、外部より講師を招きビジネスマナー講座が行われ、配属後すぐに必要とされる電話応対や名刺交換などの講義で実践形式にて学んでいきました。初めは緊張し、たどたどしさもありましたが、マナー講座2日目には場の雰囲気にも慣れ、いくつかの事例をもとに電話応対のロールプレイングを行えるようになりました。しかし、いざ応用編となるとマニュアル通りにはいかず、苦戦する場面も見受けられました。配属後、このマナー講座で学んだことを日常業務においても活かしてもらいたいと思います。

4日目となる4月5日、午前は五洋海運㈱安藤専務及び㈱コクサイ物流の鶴田常務の講義を受けました。午後には、予め決められたグループ毎に空見事業所・東名港鋼材センター・弥富物流センターの各現場に分かれて現場実習を行い、受け身の見学では判らない貴重な体験が出来ました。また、翌日からの現場見学では、実習を行ったグループが現場を案内するという形式をとっており、試行錯誤しながらも現場を紹介している様子が印象的でした。

現場実習
現場実習

4月6日~4月11日は、午前中に各事業部の講義等を中心とした座学、午後からは、当社の各現場及びお客様の施設の見学を行いました。

4月6日は輸入事業部の講義の後に名古屋税関での特別講義があり、税関の役割を理解すると共に、これから携わる業務と関わりの深い通関の重要性を学びました。また、午後からの現場見学では大型の荷役機器が往来する光景を目の当たりにして、改めてスケールの大きさに驚くと共に、現場作業では安全第一という認識を新たにしたようでした。




研修2週間目の4月9日の午前は、国際事業部の講義と先輩社員を囲んでの座談会を行いました。座談会は、最初こそ遠慮がちなところも見受けられましたが、比較的年齢が近い先輩社員が参加していた事もあり、仕事の事だけでなくプライベートな事で不安に感じている点も質問する事ができ有意義な時間を過ごす事ができたようです。午後からは、S製鐵会社のご厚意により製鐵所構内を見学させて頂ける事となり、広大な敷地と巨大な設備に圧倒されつつも貴重な体験が得られました。また、新日鐵住金事業部の各年代の先輩社員の生の声を聴く事ができた事で、より身近に感じる事ができたようです。

座談会
座談会

4月10日の午前は鉄鋼・海運・コンテナの各事業部の講義を受け、午後からはT海運のT自動車名港センターを見学させて頂くことができ、同施設内の物流道場では荷役作業を行う際のマニュアルの説明や安全教育を受けました。

4月11日の午前は、港運事業部とセントレア支店の講義を受け、午後からは西名港現業所・多機能倉庫現業所・西四区現業所・西四区梱包所の各現場を見学しました。

研修も終盤となり、4月12日からは場所を鈴蘭高原に移して研修が行われました。今年は、例年にない暖かさで天候にも恵まれ3日間の合宿研修は御嶽山の雄大な景色のもと研修に挑みました。まず、合宿研修では毎年恒例となっているミッションABCを行いました。ステージⅠにおいては、時間内に課題を達成するグループがありましたが、ステージⅡ・ステージⅢにおいては、先入観もあったため情報伝達や役割分担が上手く行かず、かなり苦戦をしているようでした。ミッションABCにおいては問題解決をすることも重要ですが、自分たちに不足しているところに気づくことも研修の意義であります。このミッションを通じ、課題に取り組む姿勢や同期間の団結力を高める事が出来たと思います。

合宿2日目は、新入社員研修企画として「十人十色ゲーム」と「進化系ジェスチャー伝言ゲーム」を行いました。今年の新入社員企画は、連帯感を高める工夫が随所にされており、まだ距離感のあった新入社員間の距離はぐっと縮まっていったように思います。特に、ジェスチャーゲームは言葉で伝えるのとは異なり、体を動かして相手に伝える面白さや難しさを実感していたようでした。今年の企画は偶然にもグループワークで学んだ情報伝達の難しさやチームワークの大切さを実感する内容であったように思います。また、夕方から行った現場実習の発表では、発表者だけでなく聞く側も鋭い質問をする事でより実のある発表になっていたと思います。

合宿最終日には「企業人と学生のここが違う」の講義があり、ドラマ仕立ての教材をもとに、グループディスカッションを通して企業人と学生の違いを改めて認識する貴重な研修となりました。

合宿から戻った、4月16日にはコンプライアンスセミナーと各支店の紹介、午後からは名古屋港オペレーションセンターに場所を移して現業管理部の講義を受けました。そして夕方、本社へ帰社後には伊藤会長・後藤社長と新入社員の懇親会が行われました。ご多忙の中設けて頂いたこの機会に、一つでも多くのことを吸収しようと皆目を輝かせ、会長・社長のお話に耳を傾けていました。初日の歓迎の挨拶の際とは違い和やかな雰囲気で行われた懇親会を、皆が和気あいあいと楽しんでいる様子でした。

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