伊勢湾海運株式会社

ISEWAN PLAZAいせわん・ぷらざ
VOL.192009/03/06

通関士試験合格体験記

通関士試験を終えて

海運課

伊藤社長と記念撮影
伊藤社長と記念撮影

半年前、勉強するにあたって、私は人より効率が悪く要領が悪いという自覚があったため、その分人より時間で補おうと決めました。土日は勉強出来て当たり前なので、平日の勉強時間を確保することに努めました。講師である先生には一番身近でついていこうと決意し、授業だけでなく平日にはメールを使って何度も質問をしました。そして、最後の一ヶ月間は会社のお昼休みを勉強時間に当てお昼を抜くこともありました。

しかしながら、受験生活は苦しいことばかりではありませんでした。成績があがらず悩んでいた時期、「大野さんなら絶対に合格する」と、先輩が言ってくれました。自分を信じてくれる先輩がいることに感動し、救われた想いでした。また、実務対策として二日間通関課で学ぶ機会を与えていただきました。

試験を間近に控えた金曜日、帰ろうとした私を引き止め、課のみんなが一斉に私の方を見て「頑張れ」と言ってくれました。その光景がずっと頭から離れず、試験中難しい問題が出てもその時のみんなの顔が頭によぎり、諦めるなと自分自身に言い聞かせました。試験の合否より、たくさんの感動を与えてくれた通関士試験を受けてよかったと思っています。また、通関士試験はあくまで最終目標ではなく道標であると受け止め、会社の役に立つ存在になるための努力を、微力ではありますが続けていきたいと思います。


通関士合格までの道のり

五洋海運(株)

清瀬社長と記念撮影
清瀬社長と記念撮影

通関士試験を受けようと考えたのは入社してすぐのことでした。

私が配属された部署は輸入営業で、お客様から書類を頂き、税関に対し輸入通関するための準備をする部署です。

入社してすぐの頃は、何を準備して税関に申告をすればよいのか全くわからず、何度も怒鳴られたことがあります。お客様よりも通関に関する知識を持つことで、効率よく行えるだけでなく、さまざまな提案が出来ると思いました。

通関士試験には主に輸入に関する内容が出題されており、普段の仕事で輸入を扱っている私にとって、勉強しやすい分野だと思いました。しかしながら、実際の試験勉強は実務とは異なる点が多々ありました。実際に行えていることが試験上では行えない矛盾が、実務をやっている私にとってはマイナスになっていたのも事実だと思います。

通関士の勉強方法は暗記がほとんどだと思いますが、私なりに仕事と照らし合わせて、どうしてこうなるのかというような理屈で覚えるようにしていました。勉強が進むにつれて、普段仕事で使うことが無いような分野がでてきたときは、正直無理だと思うこともありました。二回あった模擬試験でも判定はCで、合格までは程遠く、本試験までがとても短く感じ時間が足りないと思うこともありました。残り一ヶ月になったときは、勉強の範囲をしぼり不得意な分野のみをひたすらやり続け、他の分野は会社の通勤時に教科書を読む程度にしました。

結果、通関士試験に合格することができ大変満足していますが、それ以上に今私がしている仕事をよりいっそう効率よくできるようになったことが一番嬉しく思います。

このような機会を与えてくださった会社、上司の方々、職場の方々に深くお礼申し上げます。

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