伊勢湾海運株式会社

ISEWAN PLAZAいせわん・ぷらざ
VOL.172008/08/01

どまつりを語る

にっぽんど真ん中祭りに初参加して

常務取締役 飯谷 達夫

絆∞IKG団長 飯谷 達夫
絆∞IKG団長 飯谷 達夫

今から思えば伊勢湾海運グループとしてにっぽんど真ん中祭りに参加する事が決定したのが昨年10月の事でした。その際に実行委員会の委員長役を仰せつかりましたが、さし当たって一体何をどのように検討するのかも判らず先が思いやられる出発点でした。リーダーとして、コクサイ物流より安藤君、サブリーダーとして伊勢湾海運の後藤君、五洋海運の小久保君及び事務局として伊勢湾海運の森島君との5名で事務局を立ち上げる事が出来、一からの検討を始める事になりました。

しかし実際に練習が開始されると非常に動きの激しい踊りでもあり、体調等の理由により辞退者が出始めた時には事務局のメンバー達の顔も青ざめ引きつり、一時は果たしてまともに参加出来るのかとの言葉も出ましたが、兎に角事務局は落ち着けと指示を出した事もありました。

予行演習の始まる前、踊りのスタッフがメイクをしている時のアミティーホールはさながら宝塚歌劇団の楽屋の如く、思わず「あんた誰?」と聞きたくなるような光景でした。

残念ながら初日は大雨となってしまいましたが、それにもめげず初参加で入賞を果たし、207チーム中12位となりました。ど真ん中祭り、今年で10周年ですが初参加、初入賞は初めてとの事です。

参加してくれました踊り、運営のスタッフ、3社の役員を代表しての世話役の方々総勢140名弱、本当にご苦労様でした。また、グループ3社の皆様の応援には心からお礼申し上げます。

チーム名“絆∞IKG”の如く、今後益々グループ社員の絆が深く∞になるように祈っております。


『俺たちが主役だ!』のどまつりは最高の人材育成

ダンススタッフ 浅野 清

ダンススタッフ 浅野 清
ダンススタッフ 浅野 清

6年の海外赴任から戻ってみると、会社でどまつりに参加決定し、既に実施段階に入っていると聞きました。今度はまたえらい事を企んでくれたなと思いながら、興味津々。このまま聞き流そうかとも思案しましたが、“同じ阿保なら踊らにゃ損”ということで、団長の飯谷常務に「ほんとに踊るの?」の疑問符はあったものの、了解を取り付け、総務部長に「年齢制限はあるの?」と聞くと「酒は止めないかんよ」と心のこもった有りがたいアドバイスを頂きました。その反面、若い連中に受け入れてもらえるか、若い連中の中に入っていけるのか。不安と期待の中、練習開始となりました。

練習は想像を遥かに上回るハードなもので、先生に「どうしてもっと大きく動けないのですか!?」「そんなこと判っとるわ、でも身体が言うこと聞かんのだわ」と心の中で反論しながら、そんな苦しい練習を重ねるうちに、どまつりに会社で参加する意義、目的がなんとなく判って来ました。それは究極の人材育成でありました。

計画立案、資金調達、運営役、連絡役、またそれをまとめる調整役、踊り手の割り当て、的確な指令。リーダーに求められる統率力。

これは全く会社の経営と同じではないか。そうか狙いはそこにあったのか。

ようやく曲を通しての振付を覚え、8月に入りました。位置取りを確認しながら炎天下でのパレードの練習。楽しいと思って踊っていた人がこの中に何人いたでしょうか。

遅れていた連中のお尻に火がついて、8月に入ってからの追い込みは怒涛の勢いでした。全体練習最終日「俺が主役だ!」の大合唱でモチベーションをピークに持っていくのは流石荷役会社の社員、単純構造の短期決戦方の典型だと感心しました。

雨の日の初日、それは確信に変わりました。出陣の当日、意気軒昂と戦場に乗り込んだまでは良かったが、初出場チームらしく、雨天対策はないし、おまけに旗を忘れるハプニング。ずぶ濡れで演舞が終わった鳴海会場から大津会場に到着すると、なんとスタッフ全員の雨カッパが届いていました。その調達能力のすばらしさ。

役員さんを中心にしたトランシーバーでの連係プレイ、ペットボトルを抱えパレードよりも早いスピードで沿道を移動するサッカー部を中心とした給水班のフットワークのすばらしさ。途中ひっくり返って散乱するペットボトルを瞬時に回収し、またダッシュするさまは流石でした。

出陣の際は、毎回ハイタッチで送り出してくれる運営スタッフ全員が、踊り手のモチベーションを最高潮に引き上げてくれました。終わってみると、とても初出場とは思えない、最高のマネージメントであったと思います。

今年ファイナルに残ったことで、来年卒業する祭り大好き学生がIKグループを入社の動機にするでしょうね、きっと。優秀な人材確保の厳しい中でリクルートの面でも効果が出るのではないかと思います。当初何のことかさっぱり判らなかった新入社員からも、踊って、感動して、夢のような4ヶ月を過ごせた事で「社会人1年目にしてこんなに楽しくて良いのだろうか」と当社に入社できたことを心から喜ぶ声が聞こえました。

ファイナルステージで皆、アドレナリン全開、頭は真っ白。終わった後の達成感と最高の笑顔。「あ~やっぱり思ったとおりだ!チョー気持ち良い」しかし、12位の結果にはうれしさあまってなぜか負けた悔しさも残りました。

俺達が主役だった筈の祭りは沿道で応援してくれた社員、家族、運営スタッフがうねりを巻き起こし、全員が主役を演じた2日間でした。

宴が終わって1週間、ようやく首の筋肉痛が和らいだ頃、“慰労会”から“入賞祝賀会”に名前を変え、皆と再会しました。ほんとに皆晴れ晴れとした良い顔をしていました。挨拶の声も大きくなっていました。

こんな充実した期間を過ごし、一体感を味わえたことは人生の中でも記憶にありません。企画、運営、応援して頂いた全ての方々に心から感謝しております。

ありがとうございました。


ど真ん中祭りに参加して!

五洋海運(株)

どまつりと聞いても、何をするのだろう?どうやって参加するの?と全く先が見えない状態からのスタートでした。まずは実際の踊りを見てみようと、近郊での開催情報を調べて、初めて「よさこい」を見学したのが浜松市で開催されていた「ガンコ祭り」でした。

参加チームの演舞を見て、その迫力、躍動感のすばらしさに感動しました。そして本当に我われのチームは参加できるのだろうか?見物してくれる人達に感動を与えられるのだろうか?と不安でいっぱいでした。

その後、ダンスメンバーの募集を経て、約90人のメンバーが集まり、振り付けが始まりました。既に5月…、集まったメンバーもほとんどがダンス初体験で、すべてが一からのスタートです。先生の振付をDVDに撮り、メンバー全員に伝わるようにダンス経験者や覚えの早い人が中心になり練習に励みました。

振付練習も終わり、本番前のリハーサルを行いました。衣装、メイク、すべてを準備し練習をしましたが、天候は雨。しかも豪雨です。せっかくの衣装も髪型もビショ濡れです。それでもダンスメンバーの踊りは、悪天候にも負けないくらい上達していました。

本番当日、あとは悔いの残らないように演舞するだけとなりました。「主役は俺だ!」これを合言葉にメンバーのテンションは最高潮に高まり、いざ出陣です。

8月30日は絆∞IKG初めての演舞する日となったとともに、ファイナルへの審査が行われた記念すべき日となりました。鳴海会場で初披露した演舞は、多くの観客に拍手をいただき、メンバー一同感動し、その後の大津通り会場での審査へ準備万端でした。リハーサルで豪雨の中練習をしたメンバーにとって、雨が降っていることは全く気にならないものでした。審査会場での演舞は練習以上の演舞をすることができ、結果としてファイナルへ出場することができました。

この結果は、多くの皆様に支えられ、励まされたことによりつかむことが出来たのだと思っております。最後になりましたが、どまつりに参加させていただきましたことを心より感謝し御礼申し上げます。『ありがとうございました。』

今後とも、IKGの絆が無限に広がるように、頑張りたいと思います。


どまつりに参加して

(株)コクサイ物流

私は今年の春、コクサイ物流に入社し、ダンススタッフとしてど真ん中祭りに参加することになりました。

5月、初めての合同練習では北海道から教えに来てくださった高橋先生の踊っている姿にただただ見惚れてしまい、自分で踊ってみるとどう動いていいのかも分からないくらい恥ずかしいものでした。それから毎週、踊りの練習日があり、先生に怒られることも多く、私たち新入社員はもちろん、先輩の方々も先生の前では幼い子供のように黙って話を聞き、何度も何度も同じ練習をしました。

そんな日々を4ヶ月間続け、いよいよ本番の日を迎えました。

衣装を着て、メイクと髪をセットし、腕に絆マークを入れみんな準備万端です。バスに乗り込み、鳴海会場に着きました。初めての会場と厳しい雨になぜだかテンションがあがり、いつも以上の大きな声といつも以上の踊りを披露することができました。応援してくださった方々のおかげで久屋大通メインステージでのファイナルにも進むことができ、今まで練習してきたことがすばらしい結果となり、本当に嬉しかったです。ダンススタッフがこの2日間、楽しく踊ることができたのは、安藤さん、小久保さん、後藤さん、ボランティアスタッフの方々、世話役の方々、その他多くのどまつりの活動を応援してくださった方のおかげです。本当にありがとうございました。

そしてこのどまつりに参加し、多くの方々と知り合うことや、より一層、同期たちとの仲が深まることができ、本当に感謝しています。


最高のチーム支えた最強のスタッフ

コンテナ課

梅雨の最中のある日のこと、どまつりリーダーの後藤君から絆∞IKGの支援スタッフとして力を貸してくれないかと相談がありました。最初は悩みましたが、同じサッカー部のメンバーでもあり、日頃のサッカー部のチームワークの見せ所と考え参加する事にしました。しかし、初参加ということもあり全てが手探りでした。

どれくらいのドリンクが必要なのか?どのようにして冷えたドリンクを供給するか?

取り敢えず、必要本数の概算を出してビックリ!総勢140人分の2日間の必要総本数は何と約2000本!1日1000本です!運ぶだけでも一苦労、しかもこれを常時冷やした状態で供給しなければという無理難題にメラメラと闘志が湧いてきました!

当日はここには書き切れない色々なトラブルや困難もありましたが、踊り手にも負けないくらいのチームワークで雨の中、猛暑の中を必死に頑張りました。最後の給水を終えた時には達成感、感動すら覚えました。

踊り手の皆さんは初出場初入賞という感動を生涯決して忘れることはないでしょう!私も皆さんが与えてくれた感動を忘れることはないと思います。しかし、その影に世話役として色々なアドバイスをして頂いた役員の方々、事務局として全てを切り盛りしてくれた森島さん、常に帯同した救護スタッフ、重たい荷物を持ち続けた貴重品スタッフ、チームとはまったく別の場所でボランティア活動をしたスタッフ、そして2日間給水に走り回った給水スタッフと我々サッカー部がいた事も忘れないで下さい。

チーム絆∞IKGに関わった全ての人が一つになり成し遂げた快挙だと思います。私もこのすばらしいチームに参加できた事を誇りに思います。

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