伊勢湾海運株式会社
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社長挨拶

始業式の挨拶

 本日より、当社は第90期の節目の年を迎えることとなります。

 前年度、第89期、4月、5月は、東日本大震災の影響により、サプライチェーンが崩壊し、急激に落ち込んだ経済活動も、6月には早期に立ち上がったものの、ギリシャを発端とする欧州の金融不安や、過去に経験のない円高の続行、中国経済の鈍化、タイの大洪水と厳しい経営環境が続きました。しかしながら、こうした環境の中、社員の皆様の、たゆまない営業努力、改善、改革そして経費削減への取り組みのおかげで、中間決算の際には上方修正を発表することが出来ました。ここに改めて社員の皆様に御礼申し上げます。

 そんな中、名古屋港鍋田埠頭コンテナターミナルでは、第3バースが整備され、昨日、4月1日供用開始となりました。平成9年に第1バース、平成13年に第2バースが完成し、現在、名古屋ユナイテッドコンテナターミナル株式会社が運営を行っております。この3バースが完備されたことは、名古屋港にとって、我々、港運業者にとっても大きな武器になると思っています。このような中、先日の取締役会において、今後予想されるさらに厳しい経済環境を勝ち抜くため、営業に軸足を置いた新しい組織を構築し、本日よりその新体制の下、第90期をスタートさせることとなります。新しく執行役員になられた方々には、大いに会社貢献していただけるものと思っております。

 さてアジア地域が、世界の生産拠点、消費市場として経済発展をとげている現在、我々の企業活動は、益々ボーダレス且つグローバル化が求められております。その世界経済の動向を見据えて海外ネットワークを積極的に構築することにより、国際複合一貫輸送業者としての機能強化と、地位向上のために、今期より新たにアジアチームを新設いたしました。

 海外戦略を展開していくためには、現地での情報収集が何よりも不可欠であります。顧客のニーズにあった戦略を立てて実行していくためにも、従来よりの中国7箇所の拠点、タイ現地法人そして欧米の現地法人と日本の各拠点の営業チームとの連携を強化し、きめ細かい物流サービスを提供しなければなりません。

 今期の海外展開としては、今まで培ったノウハウをベースにさらに押し進めていきたいと考えております。

 また、国内拠点においても、従来の信越事務所を東京支店より独立させ信越支店とし、富山支店も鉄鋼事業部より独立させ、さらに重要な役割を担っていただける組織といたしました。本社、各拠点とも全社員総力を上げて、伊勢湾海運の未来が光り輝きますよう、前進して行こうではありませんか。皆様の今期、1年のがんばりに期待しております。

 本日、伊勢湾海運グループは新しい若い力23名を得ることができました。社会人として記念すべき第一歩を、踏み出された皆様の表情を拝見しますと、希望に満ちたフレッシュな気迫が伝わってきて、非常に頼もしく感じます。また今日より、グループの一員となられました皆様には、自覚と、覚悟を持って自らの人生を切り拓いていただきたいと思います。「初心忘るべからず」と言う格言がありますが、今の気持ちが一生を左右する、大切なものであることは間違いありません。皆さんの今後の活躍を心から願っております。

 以上を持ちまして、第90期の始業式の挨拶と致します。


取締役社長
後藤 正三
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